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ウミガメ生態調査ボランティア・屋久島
 野生動物学科 田中俊之
鹿児島県熊毛郡上屋久町でウミガメの生態調査ボランティアに参加させていただきました。
活動内容は、生態調査のみならず、浜の清掃やウミガメ館の来客へのレクチャ―等、多岐にわたるものでした。そして、これらの活動を通じて、ウミガメ、あるいは自然環境を守り、保護していく事の難しさや必要性を改めて実感しました。
ウミガメの保護
 ウミガメの保護に私たち人間がどこまで干渉してよいのか、というのはこれからの私たちの課題でありますが、海や川にゴミを捨てない、観察する時は、静かに見守る等、最低限のマナーを守る事が保護につながっていく事を、強く認識しなければならないと思います。
ウミガメの調査をした、いなか浜
保護ロープは卵が台風等により流出したり、観光客が砂浜を歩く事により卵に踏圧が掛かる事を防ぐためのもの
    巣穴の孵化調査。
調査項目を記入する調査表に記載しデータ―としてまとめていく
アオウミガメの幼体
人工孵化器から孵化した
アオウミガメ
ウミガメ館ではアカウミガメ、アオウミガメの幼体を飼育している。飼育係に任命され、餌、測定、換水等の世話をした 個体識別のインナータグを埋め込み、放流します
ウミガメ展示館では、ウミガメの生態や知識をより良く理解してもらう事の他、環境を見つめ直す機会としてもらう事も重要な役割です。 寝具(寝袋)と米は持参する。
食事は自炊です

ウミガメ館のボランティアの皆さん、お世話になりました。
(左端が私。隣が代表の大牟田さん)
ボランティア活動を終えて
現在、屋久島のいなか浜は、北太平洋でアカウミガメの産卵上陸が世界一と言われています。しかし、ウミガメの産卵や生活は様々な問題を抱えていました。開発による砂浜の減少、世界遺産登録による観光客の増加、海洋汚染などがあげられます。実際、ウミガメの産卵率も減少傾向にあります。
 どうすれば砂浜を守っていけるのか、ウミガメを守るために私たちはいったい何をすべきなのか、何をすれば良いのか、ボランティアに参加する前に抱えていた疑問にまだ、明確な答えは出ていません。しかし、共に活動したボランティア仲間やスタッフの方、地元の人達やウミガメ館の代表の大牟田さん達との交流は、動物学を学ぶ者として、そして一人の人間として自分を大きく成長させてくれた気がします。
 ウミガメの保護には、まだまだ課題があります。その生態についても謎の多い生き物です。ボランティア期間はとても長く、そして、とても短い期間でした。次回は、孵化の時期だけでなく、産卵の時期に出来れば参加したいと思っています。
今回のボランティア活動は私にとって、とても意義のあるものとなりました。これからの学校生活や実習、私生活、そして就職活動にも今回の事を役立てていきたいと思っています。
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